使用済み発泡スチロールを減容機という装置で加熱し、固形化したものをインゴットと呼びます。
発泡スチロールはPS(ポリスチレン)というプラスチック素材を発泡加工した製品で、リサイクルが最も進んでいるプラスチックのひとつです。
優れた熱可塑性により樹脂の状態まで戻しても分子構造が変化しにくく、再製品化(マテリアルリサイクル)しやすいのが特徴です。
しかし、98%が空気という特性から輸送効率が極端に悪く、このようなインゴット化が欠かせません。
写真はスーパーなどから出る鮮魚🐟を運ぶ発泡スチロールの半インゴットのようなもので、珍しい状態のリサイクル品です。圧縮が足りないため崩れやすく、積み込みに失敗すると掃除が大変です😱
本物のPSインゴットはもっとカチカチで、それこそ金の延べ棒に近い質感を持っていますので、また別の機会に紹介したいと思います。