【紙オムツ再生】オムツに使われるポリプロピレン製不織布の再生工程です。オムツ工場から発生した端材を再生原料化しています。
まず奥で人手で選別した原料をコンベアに流し、熱でドロドロに溶かします。溶けたプラスチックをヒモ状にして水で冷やしながら引っ張り、最後は細かく輪切りにして袋詰めし、完了です。
この細かい粒状のものをペレットといい、再びプラスチック製品を作るのに使用されます。
元となる原料によって最適な溶融温度やスピードを調整するのが最も難しく、ここまで均一なペレット化をするのに1年くらいかかったそうです。
再生品としてはこんなに綺麗なペレットは珍しく、大抵はホコリや水濡れなどでグレーっぽくなってしまいます。それらは雑色といい扱いにくさから製品価格も低くなります。
取材先:岡部商店 酒田工場(山形県酒田市)