古紙 – ページ 2 – FOREFRONT OF RECYCLING

製紙工場

これが製紙マシンです。全長100m以上あります。この前工程で古紙やパルプをドロドロに溶かし、高速で梳いて乾かし、巨大なロール状に巻き取り、製品サイズに切り出して出荷されます。

古紙リサイクルの現場では、”クランプ”という挟むタイプのフォークリフトを使って様々な作業を行います。基本的に古紙問屋と製紙メーカーでしか使われていないタイプです。

最新設備の施設でも、廃棄物の排出現場はこの状態です。

トイレットペーパーの原紙製品です。製紙工程を経てワインダーで巻き取られこの状態となります。この後カットされて製品サイズになり、出荷されます。

地域の資源回収に出された雑誌は、こんな感じでドサッと山にして溜めた後、ヒモや袋、その他の紙以外のモノ(夾雑物”きょうざつぶつ”といいます)を選別してコンベアに流し、このような長方形の雑誌プレスとなり出荷されます。

韓国では、このような回収人と呼ばれる人々が市中で古紙を集め、建場(タテバ)という集荷拠点に持ち込み、kgいくらで売却しています。彼らの生活を守るため、日本や欧米のようなパッカー車による機械化が進まないのだとか。

新聞販売店が集めている新聞古紙(いわゆるチリ紙交換)です。都内ではほぼ無くなりましたが、郊外では今もまだまだあります。

左が韓国の段ボール古紙、右が日本の段ボール古紙。選別が行き届いてるのが一目でわかりますが、だからといって高く売れるわけではないのが原料の難しいところです😢

リサイクルにおいて分別が重要となる理由の一つに、廃棄物由来の原料として使用する際の”品質”があります。

本日は我々、製紙原料卸売業（古紙問屋）のビジネスモデルを解説いたします。といってもピンと来ない方が大半だと思いますが、平たく言うと“紙のリサイクル”です。